髪に必要なメチオニン。ビタミンB6も併せて必要

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髪に必要なメチオニン。ビタミンB6も併せて必要

今回は、メチオニンと髪について学習したことをシェアしたいと思います。
前回の「老け髪、抜け毛、薄毛の原因はシスチン不足 」でシスチンを取り上げました。シスチンとの関連でメチオニンを捉えると分かりやすいと思います。

髪を作るために必要なタンパク質であるケラチンは18種類のアミノ酸からできています。
18種類の中で一番高い比率を占めるのがシスチンというアミノ酸です。

高比率で含まれるシスチンが不足すると髪の発育に影響が出てきます。
そしてあろうことかシスチンは不足しやすいと前回の記事で学習しました。

シスチンを補充するには2つの方法があります。

  1. シスチンの摂取
  2. メチオニンとB6の摂取

1は、「 老け髪、抜け毛、薄毛の原因はシスチン不足 」という記事で紹介しました。

今回は、2のメチオニンで髪を元気にする方法について学習したことを皆さんと一緒にシェアできればと思います。

メチオニンとは一体なにもの?

メチオニンと髪との関係の前に、そもそもメチオニンとは一体なんだろうか?と思いますよね。
私自身、メチオニンと聞いて、さっぱりなんのことやらという感じでした。
あちこちのホームページで書かれている記事とか本を読んで少しずつ理解しました。

ポイントは下記になります。

・アミノ酸の一種であり必須アミノ酸
・アンモニア臭がする含硫アミノ酸
・魚介、肉類、卵など多くの食品に含まれている

ポイントを少しくわしく説明していきます。

アミノ酸の一種であり必須アミノ酸

私たちの身体の約60%が水分で、約20%がたんぱく質で出来ているとのこと。
そのタンパク質は、20種類のアミノ酸で出来ています。
メチオニンは、20種類の中のひとつです。20種類のアミノ酸の中には、体内で作られるものと体内で作られないものとがあり、メチオニンは体内で作られないアミノ酸です。

メチオニンは必ず食事から摂取しないといけないアミノ酸です。こういうアミノ酸のことを必須アミノ酸と言います。

アンモニア臭がする含硫アミノ酸

また、硫黄成分が含まれているアミノ酸を含硫アミノ酸と言います。髪が燃えたときの匂いがまさにこの硫黄の匂い です。含硫アミノ酸には水銀やカドミウムなどの有害金属をくっつける作用があり、体内の有害金属を排泄するデトックス作用(キレート)があるといわれています。

魚介、肉類、卵など多くの食品に含まれている

メチオニンが含まれている食品はどのようなものがあるのか、「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」のアミノ酸成分表編にて調べました。 それぞれ100g中のメチオニンの量(mg)です。

印象的なのは、たたみいわし100gには2000mg、するめ100gには1600mg含まれていた事。これなら、コンビニのおつまみコーナーのもので十分補充できます。

卵のメチオニン含有量

食品100g メチオニン含有量mg
鶏卵 卵白 乾燥卵白 3200
鶏卵 全卵 乾燥全卵 1600

肉類のメチオニン含有量

食品100g メチオニン含有量mg
ぶた ヒレ 赤肉 焼き 1100
にわとり むね 皮なし 焼き 1100
うし  ヒレ 赤肉 焼き 750

魚類のメチオニン含有量

食品100g メチオニン含有量mg
あじ類 むろあじ 焼き 900
さけ・ます類 べにざけ 焼き 880
さば類 ごまさば 焼き 880
まぐろ類 くろまぐろ 赤身 生 760

メチオニンと髪との関係はどうなのか?

ケラチンの構成成分の一部ですが具体的にどのような役割を担っているのかと疑問に思い調べて見ました

ひとことで言うと強度に関わります。

メチオニンを摂取すると、ビタミンB6の働きによって、体内でシスチンに変換されます
その順序は、メチオニン→S-アデノシルメチオニン→ホモシステイン→システイン→シスチン という流れになります。

見慣れない名前が続きますが、最後から2つ目のシステインに注目してください
このシステインは、メラニンが出来るのを防ぐ効果があり、美白化粧品に使われている成分です。錠剤のハイチオールに使われていることで有名です。

2つのシステインがくっつきシスチンになります。
2つになることで、アミノ酸を強固に結合させるジスルフィド(S-S)結合(共有結合だから結合力が大きい)を作るとのこと。

これによりできあがった髪は引っ張っても簡単には切れないものになっているようです。

髪の他にメチオニンの効果は?

メチオニンの効果をまとめると下記になります。

  • ヒスタミンの血中濃度を下げる(アレルギー緩和)
  • 肝臓で毒素や老廃物の排除や代謝を促進
  • アルコールの分解
  • 脂肪肝を予防する。
  • うつ症状を改善する(うつ病を予防する神経伝達物質の元となるため)
  • 老化防止を促す(抗酸化ミネラルであるセレンを運ぶ働きがあるため)

効果については、あちこちのサイトで上記と同じように箇条書きで書いてくれています。
でもなぜそのような効果があるのかを説明してくれているサイトが少ないです。

調べてみると奥深く追求していたらいつの間にか2週間ぐらい過ぎていました。
その内容は髪と直接的に関係ないので機会があれば別記事に書こうと思います。
ここではちょっとさわりだけ

メチオニンはそのままの形であればタンパク質の原料となりますが、一方でS-アデノシルメチオニン(S‐adenosylmethionine、SAM、SAM-e)に代謝されて、様々な機能を担うことが知られています。東京大学のアミノ酸代謝促進で長寿に~Sアデノシルメチオニン代謝が寿命延長の鍵~より抜粋

S-アデノシルメチオニン は、活性メチオニンとも呼ばれているそうです。アメリカとカナダでは、栄養サプリメントとしてSAMもしくはSAM-eの名称で販売されています。(wikipedhiaより抜粋

メチオニン自体がいろいろなものに効くというよりも、間接的に影響を与えるという役割が多いようです。

メチオニンの1日の必要量はどれぐらい?

色々な効果が期待できるメチオニンですが、1日、どれぐらい摂取すれば事足りるのでしょうか?

WHO/FAO/UNU. Protein and amino acid requirements in human nutrition. WHO Technical
Report Series 935, WHO, Geneva. 2007. の中で、年代別不可欠アミノ酸の推定平均必要量が公開されていました。

日本語では、「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書のタンパク質の章で記載されています。

この資料によると成人の1日に必要な量は、体重1kg辺り、15mgです。
ただ、メチオニン単体ではなく、含硫アミノ酸(SAA)との合計での数字と記載があります。
含硫アミノ酸(SAA)となると、メチオニンで摂取してもいいし、システインで摂取してもいいとなります。

結局、メチオニンからシステインが作られるので、システインでも良いということだと思います。
でも、メチオニンは必須アミノ酸なので、体内でメチオニン単体で必要とするものもあるのかなと思いますが、、、、

メチオニンは日本人的には不足しがちな栄養なのか?

メチオニンは普段の食事で補う必要があるアミノ酸。
果たして普段の食事で不足するようなものなのでしょうか?

政府系の資料を探したのですが、調査がありませんでした。
なので普段の食事から足りているかを考えてみたいと思います。

1日に必要なメチオニン量を計算します。
体重50kgの方が必要なメチオニン量は、15gx50kg= 750mg となります。

クロマグロの刺身7切れ(赤身、100g) 760mg です。
その他の食品は上記の「魚介、肉類、卵など多くの食品に含まれている」をみてください。

このようにメチオニンは、牛肉、鶏肉などの肉類や、赤みの鮭、マグロ、カツオなどの魚介類、牛乳やチーズなどの乳製品など色々な食品に含まれています。

含まれているう量も多く普段の食事から不足しないように思えます。

メチオニン不足を招くアルコール、タバコなど

普段の食事からメチオニン不足にはならないように思えます。

ただ、アルコールを摂取すると、アルコール分解のためにメチオニンが必要になるとのこと。
大量に飲めば大量にメチオニンが必要になってきますね。そうなるとケラチンを作るためのメチオニンが不足してしまいます。

他には、活性酸素を発生させるタバコ、ジャンクフードなどは、メチオニンを消費するとのこと。

特に、グルタチオンという抗酸化作用の強いアミノ酸は、システイン、グルタミン酸、グリシンと言う3つのアミノ酸から作らるとのこと。システインはメチオニンから作られます、

ちなみにグルタチオンは活性酸素中で最も強力なヒドロキシルラジカルを消去しています。

ビタミンB6不足でシスチン不足

メチオニンが足りているが、肝心なシスチンが不足するということがあるようです。
シスチンが不足すればにケラチンを合成するときに材料不足になり髪の成長が阻害されます。
シスチン不足になる原因は、ビタミンB6不足

体内でシスチンを作るためには、メチオニンに加えてビタミンB6が必要とのことです。

このビタミンB6は、水溶性ビタミンなので、体内に長い時間とどまらずに尿として排出されてしまいます。
だから、毎日、ビタミンB6を摂取する必要があります。

日本人の食事摂取基準2015年版によれば、30歳から49歳の推奨量が1.2mg/日となっています。

これは、本マグロの刺身を150g食べれば、必要なビタミンB6を摂取できます。

しかし、平成25年国民健康・栄養調査報告によると、女性は平均1.02 mg/日摂取しているとなっていますので、慢性的に不足しているのではないでしょうか?

ビタミンB6が不足すると、髪だけでなく、口内炎ができたり、脂漏性皮膚炎が発症したりします。
これらの症状に心当たりがないでしょうか?

全身を体毛に覆われているラットは人よりメチオニンが必要

調べていくと、面白い記事がありました。

なぜならラットは体毛の増加のために、ヒトよりはるかに多くのメチオニンを必要とします。
http://www.fujioil.co.jp/fujioil/healthy_soy/know_002.html

昔は、メチオニンの必要量が今より多かったとの事。それはラットを試験に使用していたためとあります。
ラットは全身を覆う体毛を作る必要があり人間より多くのメチオニンが必要だと書かれています。

ということは、大量に摂取すれば髪もふさふさになるのでは?と思ってしまいます。
でも過剰摂取の問題もあるとの事

メチオニンを過剰に摂取するとどうなるか?

メチオニンを過剰に摂取すると問題があるようです。

メチオニンを摂取すると、メチオニン→S-アデノシルメチオニン→ホモシステイン→システイン→シスチン という流れでメチオニンが変換されていくとお伝えしました。

この変換の過程で発生するホモシステインが身体に悪さをするようです。
具体的には、動脈硬化、認知症を引き起こす要因になりうるとの事です。
詳細は、http://takamidai-clinic.com/?p=29127 より

通常は、ビタミンB6の力でホモシステインはシステインに変換されます。
ビタミンB6が不足している場合であっても、過剰になったものは、葉酸とビタミンB12の力でメチオニンに再変換されます。
ここで葉酸とビタミンB12が不足しているとメチオニンへの再変換が出来ずにホモシステインが過剰になってしまいます。

そうした過剰となったホモシステインが血管を流れて動脈硬化、認知症を引き起こす要因になるとのこと。

髪への効果を期待するあまり、過剰に摂取するとこうなるかも知れないので気をつけてください

まとめ

偏った食生活をしていなければメチオニン不足にはなってないと思います。メチオニンよりもビタミンB6、ビタミン12,葉酸の不足の方が心配ですね。

私は、不足しがちなビタミンBは、サプリメントで必要となるビタミンB群をまとめて摂取しています。

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